待望の第1子♡~産まれた我が子は口蓋裂でした~

H27年冬、待望の第1子を出産しました!産まれた子は口蓋裂、産まれてからの悩みや、手術について、色々書いてみようと思います。

ミルク飲める?飲めない?

私も少しずつ歩けるようになり、


あと1日で母子同室!!





看護師さんが我が子を抱いて

見せに来てくれました!



「明日から母子同室出来るからね!」



「ありがとうございます!

あの、ミルクはちゃんと飲めてますか?」



「あ、ご主人から聞いたのかな?」



「はい、聞きました!」




「そうね、

時間はとてもゆっくりだけど、

さっきもしっかりミルク飲めたからね!

哺乳瓶でも大丈夫そうよ!」




その言葉で凄く安心していた私。





母子同室が待ち遠しくてしょうがなかった!

出産!!やっと会えた♡口蓋裂って何?心室中隔欠損症って?

入院3日目にして、


やっと帝王切開にて

女の子を出産しました!




下半身麻酔で意識はあって!



赤ちゃん出してくれた瞬間は

本当に感動しました!



大きな声で



「オンギャー!

オンギャー!!」



って泣いてくれて、



すぐに看護師さんが、



私の頬に一瞬だけ我が子をくっつけてくれた!



本当に嬉しくて、


産声聞いた瞬間、

涙が溢れて溢れて。



やっと赤ちゃん出てきた、

無事に産まれてきてくれた、




本当に嬉しかった!





赤ちゃんは先にどこかへ!





私は術後の処置をしてもらう。





私は色々と管をつけていたので、


病室に戻った後は寝たきり状態。




旦那が娘の写真を沢山とってくれてて、

ほっこりしながら一緒に見てました!





そこでかな?



あまりこの辺りの記憶ははっきりしてないんだけど、




旦那が、




「軟口蓋裂って言われたよ。

500人に1人の割合なんだって。

珍しい病気ではないし、

今は手術で綺麗に治るって!


あと、心臓にももしかしたら穴が空いてるかもしれないって。

心室中隔欠損症って言う病気の疑いもあるって。

でもそれは、

退院までに塞がる子も居るから、

今は様子を見るって!


大丈夫!

俺も居るし、頑張ろうな!」






色々教えてくれたけど、


私の頭の中は


???


でした。




軟口蓋裂?



心室中隔欠損症?



なに?

訳が分からない。




先生からも後で説明してもらいました。


そこで少しずつ理解し始めました。

もう限界(涙)!! 赤ちゃんは元気!?早く会いたいよ!

2日目の夜、


この日も1日全く陣痛の



もなく。





私は精神的に疲れていました。





とにかく


赤ちゃんは元気なの?!


無事に産まれてこれる?!?




そんな気持ちでいっぱいでした。




夜の7時、


仕事が終わった旦那が面会に来てくれた時、




いきなり私のお腹に違和感。




お腹が風船みたいに膨れていく感覚。




苦しい、怖い、何これ!?





旦那に言うと、

すぐにナースコールを押してくれました。




看護師さんが来てくれて、

色々と見てくれているうちに

お腹が膨らむ感覚は収まって一安心。




でも促進剤は怖くなってしまい、


時間も時間だし、

外してもらいました。





私はこの時、



「帝王切開がいい!」




と決めました!




旦那に言うと、



私の意見に賛成してくれました。





タイミング良く、

担当医が部屋に来たので、



「先生、

私、帝王切開がいいです。

早く赤ちゃんに会いたいです。」





そう言うと担当医は、



「本当にいいの?

帝王切開はリスクがあるよ?

明日まで頑張ってみようよ!」




と言われ、



つづいて、



「僕の担当した患者さんで

一週間促進剤を頑張った方が居るよ!」




それを言われた瞬間、




旦那と私は声を揃えて、




「それで赤ちゃん生まれたんですか!?」





と聞くと、





「いやそれが、

結局帝王切開になったんだけどね!

ははは!」






私も旦那も固まる(笑)





後でこの時のことを旦那に聞いたら、



心の中で、





「結局産まれなかったんかい!」




ってツッコンでたらしい(笑)



私も同じく心の中でツッコミしてました!






先生は、




「まぁ、朝までに2人で考えてみてよ!

僕は、あと1日促進剤で頑張ってみてもいいと思うけどね!

とりあえず、明日の朝早めに来るね!帝王切開なら、午後になると思います!」





と言われ、


担当医は部屋を出ました。





旦那と話し合って、

もう決めたので、





この場では、

わかりましたとだけ返事をし、


朝報告しようと決めました。







旦那が帰ったあとの1人がとてつもなく寂しく、



看護師さんが、

赤ちゃんの心拍モニターを確認しに来た時に、



その看護師さんが凄くいい人で。




思わず子供のように泣きじゃくった私。






「帝王切開じゃ、出産じゃないんですかね(涙)

私は早く赤ちゃんに会いたいです(涙)

先生は、どうして自然分娩ばかり勧めるんですかね(涙)?」






もうこの時の私の精神状態は

普通じゃなかったんだと、



今振り返ると思います。



とにかく不安で不安でしょうがなかった。





その看護師さんはこう言ってくれました。





「自然分娩も、

帝王切開も、

どちらも立派なお産よ。


どちらにしたって、

お母さんが命懸けで頑張るんだもの。


ただ帝王切開は、お腹を切るでしょ?

切るってことは、

自然分娩よりもリスクは上がるのよね。

先生はそこを気にしているのかなぁ。


でもお母さんが帝王切開に決めたのなら、それも立派なお産だから、

胸はって頑張って欲しい!


もう決めたの?」





私が、



「はい!」



と言うと、




「じゃぁ!私が先生に伝えておくね!」




と言ってくれました。



本当に良い看護師さんだった。






就寝時間の少し前、



担当医がきて、



「帝王切開に決めたのね!

分かりました!

明日午後3時です!」




と言われ、



この時、

やっと心が軽くなって、




「明日だ!

明日やっと会えるんだ!」





って楽しみでしかなかった!





ワクワクしながら眠りにつきました。